推し活

気が向いた時にふりかえる日々のあれこれ

おさげちゃん考

おさげちゃんとは無限列車で魘夢にたぶらかされ?

煉󠄁獄さんの夢の中に入った女の子です。

前世どれだけの徳を積んだらそんなご褒美ですかみたいな

特典満載な体験をできるのかという冗談はさておき。

彼女の台詞から察するに夢の世界には何度も入っていることが伺えます。

ということは。

彼女は核を壊したらその人がどうなるかを目にしてるはずなんです。

それも1度や2度じゃなく何度も。

いくら夢の世界に行きたいからってある意味人殺しの片棒担いでいるわけですよ。

もしかしたら廃人になった姿だけじゃなく食べられる姿だってみているかも。

現実世界でその様子を目の当たりにしてもそれでも夢の世界に行きたい彼女は

それまでにいったいどんなことがあったのかと考えずにはいられません。

 

自分が命を奪うわけじゃないから、とか

ここまでとは思わなかった、みたいな逃げ台詞が使えないほど

恐らく彼女は魘夢に協力している。

現実世界で実際に人を攻撃できるくらいには夢に依存している。

 

どんな夢を見せられたら

どんな経験をしていたら

そこまで他人を顧みなくなるのか。

自分の未来を顧みなくなれるのか。

 

もしおさげちゃんが炭治郎の無意識領域にはいったら

あの結核の子みたいに踏みとどまれるようになれたのかな。

それともこの人ばかりこんな、って黒い心で壊そうとするのかな。

 

列車が横転した後特に目立ったけがもないようだったけど

この事態を引き起こした一因が自分にあるって少しでも思ったんだろうか。

少しは現実の、本当に生きている世界に帰ってこれたんだろうか。

 

鬼が最後に過去を思い出すように

協力者たちの魘夢に協力したくなる過去のシーンが挿入されてくれていたとしたら。

この少女の裏話を知りたかったような気がします。

 

あの後彼女はどうやって生きていったのかな。

立ち直ったのかぬけがらのようになったのか。

開き直ったのか何も思わなかったのか。

 

殺そうとした人に守られたんだって事実だけは知ってほしいなぁ。

守られたんだって自覚がなくても

せめて死んだ方がましだったとか言わないで前を向いてくれたらいいな。