推し活

気が向いた時にふりかえる日々のあれこれ

エンディングは始まりだった

定期的に無限列車を見返しているんですが

毎回思うのが初回の衝撃の大きさです。

泣きポイントはその時の心の持ち方で炭治郎君の家族のとこだったり

伊之助が目を覚ましてキメ台詞言うところだったり

煉󠄁獄さんのあの劣勢になっていくとこだったりとかその時々で違うし

前回泣いたか場所だからといって今回泣くわけでもなく

逆に前回なんともなくみれていたとこが今回胸に詰まったりと

それはもうどこにスイッチがあるの!?みたいに変動するんですが

そのたびに必ず初回はああだったな、こうだったな。

あの時からよくここまでみてるな、と反芻するんですよね。

 

んで、初回のことを考えると必ず思い出すのがエンディングです。

今回はそのエンディングで驚いたことを一つ。

どんだけ初めて観た時のこと話すんだって言われそうですが

それだけ初回が忘れられないんです。

 

なんの前情報もネタバレ情報もないままみた映画のラストは

あまりに衝撃的で呆然としてた時のことです。

そのままエピローグ的な流れになってエンディングの炎が流れてくるじゃないですか。

今観たものを必死で消化しようとしていると煉󠄁獄さんのイラストがでてきます。

あの格好良いしかも雰囲気ある煉󠄁獄さん。

あああ~~~~

そうか、この映画は彼が強烈な印象だったもんね。

そうか。

トップに彼をもってきてくれるんだ。

確かに煉󠄁獄さんメインといっていい内容だったなー。

涙腺が崩壊しそうなのを処理能力が追い付かない頭で考えはじます。

なんせこっちはいい大人ですからね。そうそう泣くわけにはいかない。

動揺をおさえなきゃという理性が働きます。

どうせこのあと主人公とか魘夢とかでてきてこの余韻を消すんだろうな。

この格好良い煉󠄁獄さんのイラストがずっと続いて欲しいけど

お子様映画的にオールスターでしめるんだろうなーなんて。

なんとか冷静さを保つために予想して

「やっぱりね~」という展開にもっていきたくて予防線をはりまくります。

それなのに次も煉󠄁獄さん。

その次も煉󠄁獄さん。

(家族とかもありましたが)

え?こんなに?

まるで煉󠄁獄さんの人生を辿るように

煉󠄁獄さんのルーツをたどるように

煉󠄁獄さんのためにすべてのエンディングを使ってくれているその演出。

 

こんなの追い打ちじゃない。

どれだけ煉󠄁獄さんがすごかったか

どれだけ煉󠄁獄さんに生きてほしかったか。

否が応でも思っちゃう。

加えて炭治郎君だけじゃない、どれだけ観客にみんなの心に火を灯したか。

極めつけがあの刀。その存在感よ。

あれはもう本当に胸が締め付けられました。

あの折れた刀を選ぶ演出がにくすぎる。

 

道半ばで…っ

志はそれでもっ

色んな思いがぐちゃぐちゃになって

最後まで煉󠄁獄さんオンリーで通したそのエンディングに

ああ、これ煉󠄁獄さんに寄りそう映画だったんだ。

煉󠄁獄さんの生き様をみせてくれる映画だったんだ、と。

ストンと落ちてきます。

煉󠄁獄さんのための、って認めちゃったらもう涙我慢する必要ないよなって

そこからが大変でした。

涙が止まらない。

え?私今観たの何?

なんかすごいものをみた。すごいものをみてしまった。

足元もおぼつかなく家に帰ってぼーっとしてだばだば泣いて。

夜も眠りに落ちることなく気付けば煉󠄁獄さんのことを考えて泣いて。

 

映画もすごかったですが、あのエンディングは本当に罪作りだと思いました。

あんなに煉󠄁獄さんのことを考えるようにしむけるなんて。

あんなにまた煉󠄁獄さんに会いたいと思わせるなんて。

 

イラストがまたずるかった。

在りし日の煉󠄁獄さんを美しく描いていていきいきとしてて

はかなくも綺麗。

本当に大好きすぎて毎回このまま・・・と何度思ったか。

なのに最後は折れた刀でとどめをさされる。

煉󠄁獄さんが、煉󠄁獄さんはもう…っ

あのエンディングの衝撃は今でも忘れられません。